胴長短足のなんともユーモラスな体型と、
うれしい時にはまるで微笑んでいるかのような表情が魅力のコーギーは、
イギリスのウェールズ地方原産の犬種です。
コーギーには、“ウェルシュ・コーギー・ペンブローク”と
“ウェルシュ・コーギー・カーディガン”の2種類存在します。
そのルーツは全く違う2種類ですが、とてもよく似た外観をしています。
大きな違いは、尾の長さと耳の形です。
ペンブロークは尾が短く、耳の先端が尖っているのに対し、
カーディガンは尾が長く、耳の先端は丸くなっています。
ベンブロ−クの尾が短いのは、元来牧畜犬としての作業の際に、
家畜に尻尾を踏まれないために断尾する習慣があったからのようです。
現在では、犬種標準であるスタンダードに準じるために断尾が行われていますが、
一部専門家の間では、現代においての断尾の必要性に疑問視する声も出ているそうです。
犬種名である「コーギー」とは、イギリスに残るケルト語で
「小さい犬」という意味を表します。
両犬とも元は牧畜犬であり、現在のスタイルである胴長短足は、
その作業の際に、牛の回し蹴りなどの攻撃から、
身を瞬時にかわすことが出来るように改良された結果のようです。
今ではショードッグとしても活躍するコーギーは、
この体型がより強調されるようになり、
ますます体高は低く、胴が長くなっている傾向があるようです。
そんな短い足のコーギーですが、
なんとも楽しそうに、風のように走る姿がまた魅力的です。
その昔、「妖精をのせて走る犬」と呼ばれていたこともうなずけます。
コーギーの愛玩犬としての人気の追い風となったのは、
やはりイギリス王室の存在でしょう。
12世紀に入ってから、イギリスの国王・ヘンリー2世が
ペンブロークをペットとして飼い始めた事で、
コーギーは王室の犬としての座を射止めます。
それから長い間、コーギーはロイヤルファミリーに愛され続け、
今でもエリザベス女王の愛犬として大切にされています。
こうして、コーギーの魅力がイギリス王室から世界中に知れ渡る事となります。
日本では、「午後の紅茶」のCM出演がきっかけとなり、
以来人気犬種の仲間入りを果たしています。
*2007年のコーギーのJKC登録頭数を見ますと、
ペンブロークが11,198頭、カーディガンが171頭と、圧倒的な差があることから、
日本でみられるコーギーのほとんどはペンブローク種と思われます。
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ウェルシュ・コーギー・カーディガンの歴史は、
ペンブロークと比較するとずっと古い犬種であり、紀元前1200年頃と言われています。
当時のケルト民族が、中央ヨーロッパから、ウェールズのカーディガンシャー地方に
移り住んだ際に連れてきた犬が祖先と考えられ、名前もこれを由来としています。
ケルト民族が持ち込んだその犬は、ダックスフンドに似た犬種
(絶滅したイングリッシュ・ターン・スピッツ・ドッグとも言われている)
だったと考えられていますが、
これらのルーツについては明確なものではなく、憶測の域のようです。
カーディガンは、長い間、閉鎖的な環境でケルト民族や丘陵地帯に住む人々と
共同生活を送っていたため、存在が知れ渡る事が無かったようです。
その長い共同生活の間、カーディガンは牧畜犬の系統であった事もあり、
大変有能な作業犬であったと言われています。
そのことも、飼い主達が外部にカーディガンが知られる事を拒んだ理由のようです。
その後、ペンブロ−クと同じように、土地の分割化に伴い、牧畜犬としての職を
追い払われる事になったカーディガンは、絶滅の危機にさらされます。
他の犬種との交配が試みられましたが、
確かな成果を得られることは無かったといいます。
ただ一つ、例外となった事があり、ブリンドル・ハーダーとの交配によって、
ハーダー系の影響を受けたのが、
現在のカーディガンのスタイルの基礎となっているようです。
1933年に、後のイギリス国王ジョージ6世がヨーク公であった頃に、
宮廷でペットとして飼われたことがきっかけで、
ペンブロークより遅れをとりながらも人気が高まりました。
その頃まで、実はカーディガンとペンブロークは同一犬種とされており、
似た物同士での交配が盛んに行われていた事が、
現在のような似た容姿を持つことにつながったと推測されます。
この2種類が別犬種として扱われるようになったのは1934年になってのことと、
比較的最近のことなのです。
ヨークシャーテリア
柴犬
フレンチブルドッグ
パピヨン
ミニチュアシュナウザー
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは歴史の古い犬種ですが、
そのルーツは明確にされておらず、諸説存在するようです。
その中でも最も有力とされているのが、遡る事1107年頃、
フランドル地方(フランス・ベルギー)の職人が、
ウェールズに移住した際に持ち込んだ犬が祖先という説です。
移住してきた職人達の仕事は織物が大半でしたが、
農業全般にも長けていたことから、
ウェールズのペンブロークシャー地方に移り住んで農場を築くことになります。
その際に牧畜犬としてペンブロークを使っていた事からこの名前が付けられたようです。
ペンブロークはそのスタイルから、牛を誘導する際に、
牛の蹴りからすばやく身をかわすことを得意としていたようです。
家畜の足元を軽やかに移動できるのもこの体型のおかげであったといわれます。
時に家畜の踵に噛み付きながら、見事に統率していましたが、
その後、広大な牧草地が、土地の分割によって柵で囲まれるようになったことで、
牧畜犬としてのコーギーの役目は不要となり、大半が職を追われることになります。
それまで、盛んに行われていたドッグショーにも無縁な生活を送っていた
コーギーですが、この事をきっかけに、
1926年にショードッグとしてデビューする事になります。
当時、ペンブロークでショーに参加していた人はほとんどが
農家の人たちであったことから、華やかさは欠けていましたが、
その後、この犬種に興味を持った人物達によって他の犬種との交配が繰り返され、
スピッツのような立ち耳やとがった鼻を受け継ぐこととなり、
現在のスタイルに近づいたのです。
ヘンリー2世の愛玩犬としてイギリス王室の座を射止めたコーギーは、
現エリザベス女王の愛犬として、
大変長きに渡ってロイヤルファミリーに大切に扱われるようになります。
これをきっかけとし、イギリスのみならず、
世界中で注目を集めるようになり、現在も安定した人気を誇っています。
マルチーズ
シーズー
パグ
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
コーギーには2種類存在します。それぞれについて、特徴などをまとめました。
◎ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
(特徴)
・ウェールズのペンブロークシャー地方原産
・断尾の風習がある
(故郷のイギリスでは、動物愛護の観点から、これを禁止する方向にあるようです)
・尖った立ち耳
・妖精をのせて走る犬という伝説を持っている
(被毛)
適度な長さのアンダーコート(下毛)と、
少々硬くて長めのオーバーコート(上毛)のダブルコート。
かなり密生している。
(毛色)*JKCサイトより抜粋
レッドかセーブル、フォーン、ブラック・アンド・タンの単色で、
脚、前胸、頸の白斑はあってもなくてもよい。
頭部や前顔部に白があるものも許容される。
(サイズ)*JKCサイトより抜粋
体高 肩部での体高は、約25.4−30.5cm
体重 牡:10-12kg 牝:10-11kg
◎ウェルシュ・コーギー・カーディガン
(特徴)
・ウェールズのカーディガンシャー地方原産
・尾はキツネのようにふさふさしている
・耳の先端が丸い
・ペンブロークよりも骨格がしっかりとしている
(被毛)
柔らかめのアンダーコート(下毛)と、
粗くて中くらいの長さのオーバーコート(上毛)のダブルコート。
(毛色)*JKCサイトより抜粋
白斑があっても無くてもよい。
いかなる色でもかまわないが、白が優勢であってはならない。
(サイズ)*JKCサイトより抜粋
体高は30cmが理想的である。
体重はサイズと均整がとれ、全体的なバランスが主に考慮される。
ビーグル
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ゴールデンレトリーバー